2023年の振り返り

1月

OAK-D ProとFEMTOのポイントクラウドの比較動画を作成

詳細3次元点群処理を読み終える

OpenParallelGripperのプロモーション用動画を作成

ML-Agentsで深層強化学習にトライ。Google論文にあるタスク複数について成功

自作グリッパーをUR3に対応させる実験

2月

Unity ML-Agents実践ゲームプログラミングを読み終える

やや出遅れたがChatGPTを試し、その性能の高さに感動する

ML-Agentsで黄・青球入り容器から青を取り出すタスクを深層強化学習で行う

3月

WhisperとGPT-3.5のAPIとVOICEVOXを組み合わせて音声会話できるエージェントを実装して遊ぶ

4年ほど使用していたCLOVA Friendsがサービス終了で使用できなくなった

4月

DOBOT MG400を入手

5月

OpenParallelGripperを改良し、Dynamixel XL-330を採用と共に薄型・軽量化を行う

Kickstarterで低価格7軸ロボットのLucid ONEをバック

7月

OpenParallelGripperの内部で使用するボードをOpenRB-150に変更し内部がシンプルになった

8月

PyBulletに入門し、UFACTORY Lite 6の動作をシミュレーションした

逆運動学解法のSR-Inverseを自分で実装しPyBulletでシミュレーションに使用し理解を深める

PyBullet上でKUKA LBR iiwaの動作シミュレーションを試す

PyBullet上のシミュレーション動作とUFACTORY Lite 6実機を同時に動かす

9月

雲行きが怪しいと噂されたFranka Emikaのシミュレーションをなんとなく試す

RealSense T265でUFACTORY Lite 6のTCPをシミュレーション上及び実機で操作する

RealSenseのRGB画像とロボットの姿勢から模倣学習でスプーンで緑の豆のみを拾うタスクを学習させる

自前実装のPythonの逆運動学コードが遅いのでChatGPTを使ってC++に移植し、爆速になった

10月

Meta Quest 3を購入

11月

OpenParallelGripperのXL-330版を公開

Bambu Lab X1-Carbon Comboを購入

前から気になっていたOSSの4指ハンドLEAP Handを作成

ソフトグリッパーをOpenParallelGripperに取り付けて実験

第42回ロボティクス勉強会で「RealSense T265とD415とUFACTORY Lite 6で模倣学習の実験」というタイトルで発表

SUNLUのフィラメントドライヤーFila Dryer S2を購入

https://x.com/EL2031watson/status/1729841895973470270?s=20

Dynamixelをリーダー、Lite 6をフォロワーとするリーダーフォロワーシステㇺを自作

12月

Jetson Orin Nanoを購入

自作リーダーフォロワーシステムのグリッパーも連動させて、色々なタスクを試す

PLA-CFを使用してグリッパー爪を印刷

リーダーフォロワーシステムを双腕化

東明テックの食品乾燥機プチマレンギminiが80℃まで出せてフィラメント2つ入れられることを発見しフィラメントドライヤーとして購入

PA6-CFの印刷にチャレンジ

リーダーフォロワーシステムのプログラムを改良及び机を耐荷重200kgのものに差し替えて操作が滑らかになる

総括

  • 相変わらずガジェットにつぎ込んだ。Bambu Lab X1-Carbon Comboは印刷スピード、印刷品質共に大幅に向上し満足。
  • ML-Agentsで深層強化学習に入門、自作タスクも学習させることができたが報酬設計の難しさを感じた。
  • 多関節ロボットの逆運動学の自前実装を行い、理解が深まった。
  • UFACTORY Lite 6をRGB画像を使って動作生成する模倣学習にチャレンジし、ロボット実機を機械学習を使って動かすことができた。Transformerへの理解も深まった。(実装方針に関してはALOHAの論文がかなり参考になった)
  • Gelloというリーダーフォロワーシステムの論文を見て面白いアイデアだと思い、UFACTORY Lite 6版を自作するに至った。T265を使ったリーダーフォロワーシステムと比べて特異姿勢に気を使う必要が減り、グリッパーも操作できるようにして利便性が大幅に向上した。
  • 突如出てきたGPT-3.5, GPT-4の驚異的な性能に日々世話になった。来年どうなるのか全く想像ができない。OpenAIのAPIを使ったロボット動作生成もそのうち試してみたい。